モデル駆動型アプリ ビューのグループ化や集計(合計)などの機能について

はじめに

今回先日開催された「GPPB2025 in Japan」に登壇させていただいた際にPower Apps グリッドコントロールについてご紹介した際に、普通の読み取りビューでもいつの間にかグループ化や集計などが標準で出来るようになっていたことにきづいたので今回はその点の記事となります。

Power Apps グリッドコントロールやGPPB2025JPについては以下関連記事よりご参考ください。

Power Apps グリッドコントロール その② ビューでのサブグリッド表示・編集やその他設定項目について


GPPB2025JP登壇については以下記事ご参考

モデル駆動型の読み取り専用グリッドビュー

モデル駆動型では標準にビューが用意されており、豊富な標準機能が搭載されています。
各列の並び替え、フィルター機能や位置の調整、幅調整、ドラックアンドドロップでの位置調整など色々便利な機能があります。(以下GPPB2025JPでの資料より抜粋)
キャンバスアプリの方にもモダンコントロールの「テーブル」というのがプレビューで来ていますが、こちらがその完全体というイメージです。モデル駆動型のビューの場合は高度なフィルターや個人用ビューなどさらにさまざまな機能が搭載されています。

TIPS十分豊富な機能をもったビューですが、さらにPower Apps グリッドコントロールというコンポーネントを追加するとインライン編集や選択肢カラー付け、サブグリッド表示・編集なども可能となります。そのあたりは上記関連記事やGPPB2025JPでの登壇内容をご参考ください。

グループ化に対応していた(1年前は出来ていなかった認識)

グループ化については、以前の読み取り専用グリッドビューでは未対応だった認識です。2023・12月に登壇したJPPC2023の動画を見ても出てきていないので、その後に追加されたと思われます。

NOTEそもそも、以前は今の無限スクロールの方式ではなく、ページングの方式だったのでグループ化が出来なかったのかなと思います。今もページングにするとグループは対応できなくなります。

グループ化については以前からあった(現在は非推奨の)編集可能グリッドビューで出来ていましたし、Power Apps グリッドコントロールでグループ化をオンにすることが出来ましたので、そちらで対応していましたが、なにもしなくてもグループ化対応するようになっていた。という感じですね。

グループ化の例

以下のように列ヘッダをクリックするとメニューが出るので「グループ化」をクリックします。
そうするとその項目でグループ化されます。解除は同じ列ヘッダで「グループ化の解除」をクリックします。

テキスト・選択肢・数値、日付は対応している

試した限りでは、上記のようにテキストや数値、選択肢(複数は未検証)はグループ化対応しました。
また、以下のように日付の場合はさらに日、週、月など細かく範囲指定が出来ました!

参照列や金額は対応していない様子

試した限り参照列や所有者列、金額列はグループ化の項目は出てきませんでした。まあやむなしですね。

数値・金額は合計(平均などにも)も対応している

数値列と金額列の場合は、合計(平均や最大、最小にも)対応しています。以下のように列ヘッダークリックでメニューが出てきます。
クリックするとビューのフッダーエリアにその列の合計値などが表示されます。
さくっとビュー上の合計値や平均などを確認するのに便利な機能ですね。

グループ化と合計を合わせて利用可能!

さきほどのグループ化と合計を合わせて適用することも可能です。
このようにビュー上でカテゴリ別の合計受注額を見れたりとさらに便利に利用が出来ますね!

おわりに

今回は標準の読み取り専用グリッドビューでもグループ化に対応、また合計などにも対応し併せて活用するサンプルをご紹介しました。少し前にご紹介していた際はなかった便利機能がいつのまにか追加されていて日々モデル駆動型の便利さが増しているイメージです。Copilotの機能も拡充されてさらに便利になっていくのが止まりません!

前回登壇したGPPB2025JPでインライン編集したりサブグリッド表示したりなど便利な機能やその他有用な機能を色々ご紹介させていただきました。近々動画も公開される予定ですので、ぜひご参考いただければと思います。

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ヨウセイ

ヨウセイ

一般職からSharePoint、C#、.NET系技術者へ、そこからPower App、Power Automate技術者へと転身。 ワンランク上のおっさんはPower Appsでシステム開発が出来る〜! qiitaや自社HPでも技術ブログを書いていました。

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