ユーザー定義関数(UDF)、ユーザー定義型(UDT)に進展あり、拡張コンポーネント プロパティはプレビューへ!

はじめに

先日の公式ブログで、UDF、UDT、コンポーネントのプロパティに進展ありのニュースがありました!

UDFは以前から試験段階で存在していて、先日2024年の10月ごろの更新情報Youtubeでユーザー定義型(UDT)が新たに追加されたことを確認し記事にしていました。
UDTはドキュメントが出てなかったんですが、この発表と合わせてドキュメントも更新されてました。
また、ずっと試験段階だったコンポーネントのプロパティもいよいよプレビューへ!

今回はあまり検証は出来ていないので公式情報を中心にご紹介となります。

ユーザー定義型(UDT)追加時の本ブログ記事

UDTを確認してその後に書いた記事です。ParseJSON関数を絡めて使いやすくなったよーと紹介しています。

公式ブログの記事

公式の記事は以下です。

NOTE現時点ではまだ、UDF、UDTは試験段階です。プレビューにも入っていないので実運用アプリでの利用は控えたほうがベターです。
コンポーネントの拡張プロパティはついにプレビューへ移動しました。

ユーザー定義関数、ユーザー定義型、および拡張コンポーネント プロパティの移動

一般適用(GA)の手前で最終的にフィードバックを受けている状態だよと読み取れます。GAも間近みたいですね!
この機会に動きなど確認しフィードバックがあればやってみましょう。

公式のDocs記事(現時点では英語版のみ更新あり)

NOTE日本語版で見ると最新化されてませんでしたので、英語版の記事で確認ください。

構文などの抜粋です。UDTのType関数も型指定に使えるとなってます。

ユーザー定義型のType関数とRecordOf関数

こちらもドキュメント化されてました。Type関数のほか、そこからレコードとして抽出するRecordOf関数も加わっているようです。

ユーザー定義関数での動作関数

こちらがユーザー定義関数内でSetやNotify、Collectなどが使えるようになったという記事部分ですね。
従来のように結果を返す関数としてだけではなく、処理を行う関数(変数を更新するやNotifyなどを出す)などのユーザー定義関数として一般化しても使いやすくなりそうです。

ビヘイビア・ユーザー定義関数

コンポーネントの拡張プロパティのプレビュー化

ずっと試験段階だった拡張プロパティがついにプレビューへ移動となりました。
現時点推奨バージョンの「3.25012.14」で以下のようにプレビューへ移動していました。
こちらもGA間近のようなので、実用アプリに活用できるようになりそうですね!

※こちらについては以前から有識者による紹介記事がいくつか出ているのでご確認ください。

おわりに

今回はずっと試験段階だったコンポーネントの拡張プロパティがついにプレビューへ!という点と、少し前から出ていてこちらも試験段階だったユーザー定義関数(UDF)の動作関数のサポート、また最近出てきたユーザー定義型(UDT)のドキュメント化という内容の公式記事をそのままご紹介した感じでした💦あまり検証出来ておらずすいません。
UDTについては追加を確認した際にこれは便利になるぞ!と思い早速記事にしましたが、試験段階だったUDFとともに想定より早くプレビュー→GAとなりそうな感じなので待ち遠しい限りです。

従来のPower Fxの記述に加えてこれらの(プログラマー思考よりの)書き方は少し抵抗のあるケースもあるかとおもいます。これらを利用するのは必須ではないですし、標準的な書き方の方が分かりやすく引継ぎもしやすいという点もあるかもですね。
ただこれらを使用することで保守性や可読性、パフォーマンスなどが上がるケースは多いですし、関連のブログなども結構出てきていますので、今後スタンダードとなってくるかもしれません。
メンバーのスキル状況や運用面も含めてGA後に導入するかについて検討いただくと良いのではと思います。それでは。

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ヨウセイ

ヨウセイ

一般職からSharePoint、C#、.NET系技術者へ、そこからPower App、Power Automate技術者へと転身。 ワンランク上のおっさんはPower Appsでシステム開発が出来る〜! qiitaや自社HPでも技術ブログを書いていました。

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