はじめに
モデル駆動型アプリやキャンバスアプリに色々なCopilotがいるので、概要や活用イメージなど紹介していくシリーズです。
その②では「ビジュアライズデータ(Visualize data)」をご紹介します。表示中のビューに基づき自動でグラフを生成してくれるオススメの機能です!
本来グラフ作成の機能はモデル駆動型アプリに備わっていますが、あらかじめ作成しておき可視化に役立てる形です。
こちらはアプリ操作時にその場その場でインタラクティブにグラフを生成できる機能となります。(しかもオシャレ)
この記事投稿時点では環境の既定の言語が「英語」でないと表示されない機能ですが、そのうちに日本にも上陸してくるはずです。
NOTE2025/5月上旬時点での情報となります。今後アップデートされていきますので、ご確認された際に古い情報となっていた場合はご了承ください(プレビューからGAや英語のみから日本語対応、ライセンスなど)
適宜チェックはして更新はしようと思いますのでご容赦ください。
Power AppsのCopilot 一覧資料
2025/4/30にコミュニティ「なんでもCopilot」に登壇した際の資料をドクセルへアップしております。
こちらではPower AppsのCopilotを一覧にまとめてそれぞれ概要などを記載しております。

はじめに 日本最大級のCopilotコミュニティ「なんでもCopilot」さんに登壇させていただきました!タイトルは「Power AppsのCopilot 作るコパに使うコパ」ということで、Power Appsのいたるところに居るCopilotについて、一覧にまとめて一つずつ概要を解説、デモ...
また以下ページでもブラウザ版の一覧として記事にしていますのでご参考ください。

Power AppsのCopilot 機能の一覧・リンク集
はじめに 先日日本最大級のCopilotコミュニティ「なんでもCopilot」にPower AppsのCopilotで登壇させていただきました。その際に色々あるCopilotについてまとめた資料を作成したので、せっかくなので記事にしていこうと思います。 本記事では資料で一覧にまとめた表を掲載...
公式のDocs記載部分は以下です
Copilot を使用してビューのデータを視覚化する (プレビュー) – Power Apps | Microsoft Learn
環境の設定について
前途したとおり、現時点では既定の言語が英語の環境のみ使える機能となっています。
また、環境の設定>機能の画面でこの機能がオンとなっている必要があります。
以下の「グリッドとビューの自然言語検索>グラフを生成して・・・」が該当
機能設定の管理 – Power Platform | Microsoft Learn

ビジュアライズデータ(グラフの生成)
ビジュアライズデータはモデル駆動型アプリの表示中のビューのデータでグラフを生成する機能です。
グラフの種類や表示項目の変更も出来、ビューとの連動や画像コピーも可能な便利な機能です。
NOTE記事投稿時点では環境の既定言語が英語の場合のみ表示される機能となります
※英語環境に日本語データを入れているアプリでの例です
機能がオンになっているとビューの右上に「Visualize」ボタンが表示されます。

クリックすると表示中のビューに基づきグラフを自動生成してくれます!
グラフの項目をマウスホバーするとその項目の概要が表示されます。

ビジュアライズ データの各種機能
生成されるグラフの各種機能についてご紹介します。
グラフの説明
グラフの上部インフォアイコンをクリックすると生成したグラフについて、どういった意図で作成したかや活用について説明してくれます。
※本来英語ですが、以下は翻訳をかけています。

グラフの種類の変更
作成されたグラフは種類を以下の候補から選択して変更可能です。
以下種類を変更した例です。確認したい用途に合わせて変更できるのはいいですね!

表示項目の変更
生成されたグラフの項目を任意に変更可能です。(グラフの種類に応じて内容変化)
グラフの種類と併せて目的に合わせて変更できるのが良いですね!


グラフの拡大
拡大アイコンをクリックすると画面上に広がってくれます。見やすくてよいですね。


選択でビューと連動(フィルター)
表示中のバーなどをクリックするとそのレコードのみにビューがフィルターされます。
項目に絞って確認したいときに便利ですね。再度クリックすることで解除されます。
また、ビュー側をフィルターするとグラフも連動して表示されます。


Copyで画像として保持・共有できる
CopyボタンをクリックするとPNG画像でグラフ部分をクリップボードに保存できます。
そのままパワポやTeamsなどのツールに他の情報とあわせて貼り付けて共有などが可能です。


スマートグリッドと併せて使用
その①で紹介したスマートグリッドと併せて使用できるので、目的の内容にフィルターしグラフを生成するなど活用できそうです。
以下の例では10万以上のレコードに絞って取引先別の合計金額を表示しています。

おわりに
今回はモデル駆動型アプリで使うCopilotとして、ビジュアライズ データ(Visualize Data)をご紹介しました。
本来、ダッシュボードやビュー上で利用できるグラフを作成する機能は備わっていて、あらかじめ作成しておくことでデータの可視化に利用できるようになっています。
今回のグラフ生成の活用イメージは、その場その場で必要なデータ、項目を使用しての分析や共有に役立つ機能かと思います。アプリを触りながら必要なグラフをその場で生成できるのがグッドですね!スマートグリッドと併せて活用できそうです。
この他にもモデル駆動型アプリで使うCopilotは多数ありますので次々ご紹介していく予定です。
それでは!
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