はじめに
キャンバスアプリのNotifyがいつのまにか複数出てくれる、細めの表示、文字コピーも可能となっていました。
特に複数出てくれる点は今まで最後のアラートしか出ないからなーを考慮してたのが不要となるのでよいアップデートだと思います。
ただ編集時は前のままです。気づきにくいのでご注意ください。
TIPS後で見たら少なくとも今年の2月くらいには変わっていたようでした💦(同僚のエビデンスで確認)
最近は公開したアプリを触ることが少なめだったので全然気づきませんでしたー。
ひょっとしてもっと前からかもしれませんね。
キャンバスアプリのNotify
公式は以下です。
CodeNotify( 表示する文字列 , Notify種類 , 表示時間(ミリ秒指定))
種類:NotificationType
ちなみにモデル駆動型でコマンドバーで使用できるPowerFxのNotifyの説明は以下
Power Fx コマンドを使用する – Power Apps | Microsoft Learn
新しいNotifyの表示サンプル
- 複数のアラートが積み重なり出てくれる
- 細めになった
- 文字列のコピーも出来る(前は出来なかった記憶)
以下サンプルです。細目で複数出てくれていますね。
タイムアウトの設定も以前同様に効いています。(既定では10秒、ミリ秒単位で指定する)
編集画面のプレビューでは従来通りなので注意!
これが分かりずらいのが、編集画面のプレビュー上では従来どおりの挙動となります(2023/9/28時点)
- アラートは最後のもののみが表示される(上被せになる)
- 太め
- 文字列の選択、コピーは不可(公開時も同様だった記憶)
作っている際の編集画面のプレビュー表示です。従来どおりの挙動となっており、複数出てくれません。太めです。
現状公式に記載されている画面ショットもこの感じですね。
気付きにくいので出来ればいつの日にか挙動を合わせてほしいものです。
表示できる文字数は500文字まで
気になったので確認した見たところ、メッセージの文字数は500文字まで表示できるようでした。
それ以上は…と省略されます。この部分は公開再生と編集画面同じでした。
メッセージは500文字まで表示される様子。公開アプリ、編集プレビューで違いなし
ちなみに
モデル駆動型の場合は、「○○件の通知があります。表示する通知を選択してください。」
という感じで出ます。こちらは勝手に消えないですし少し挙動が異なりますね。
上記はコマンドボタン上でPowerFxでNotify出したり、ビジネスルールでアラート出したり、JavaScriptで出した場合の挙動です。
カスタムページだとキャンバスアプリ同様の挙動となっていました。(細目、複数出る、文字コピー可能、タイムアウトあり)
※画面ショットは省略
おわりに
ということで今回はNotifyのいつのまにか新しくなっていた点のご紹介でした。
従来までは上被せで最後のもののみが表示されるため、その点を考慮必要でしたが気にせずよくなった。
逆に複数出るのでその点を気にする必要があるかもしれませんが。
文字列を選択してコピー出来る点は、エラーメッセージに必要な項目を出しておいて管理者へ問い合わせしてもらう場合に使用する。や、
以下の記事で紹介したようにクリップボードコピーが失敗したらアラート出してそこからコピーしてもらう。
といった対応に使えるかなーと思いました。
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アップデートの多いPowerPlatformだと最新を把握しておくのはなかなか大変ですね。
公式以外にもコミュニティーやSNSなどを活用して情報共有や収集するのがいいですねー。
みんなで共有しあって知識を補完しあっていければと思います。それでは。
SNSの投稿などであれ?こんなん出来るようになったんだー
とか、あれ?変わったんだねー!なんて知ることも結構あるよねー
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