Power Automate クラウドフロー 次の実行タイミングの確認の方法

はじめに

Power Automate クラウドフローでSharePointリストの更新時トリガーなどポーリングで実行(1分間隔や5分間隔など)されるフローでBasicライセンスの場合、最大5分の間隔なので結構待たされる時があります。
フローを作成中の検証などやデモンストレーションをやっている場合など、実際に動作するのを待っている時に、「あとどれくらいで次が動くの?」が分からず待っているときなどイライラしますよね?
今回はあとどれくらいで動くかを想定することができるTipsをご紹介します。
前回のフロー履歴の表示列の追加と同様、今回も以前から活用している内容で今更感もありますが知っておくと便利なTipsです。

チェックの履歴を確認する

早速本題ですが、以下の手順でフローのチェックした間隔を履歴で確認できます。

  • フローの詳細画面で実行履歴の「すべての実行」をクリック
  • 右上のプルダウンで「チェック(新しいデータなし)」をクリック
  • 一覧にポーリングでチェックされた時間がざっと表示される

この例では有償ライセンスを持っているテナントで確認しているので、1分間隔でチェックしているタイミングが表示されています。ちゃんと1分間隔でチェックされているのがわかります。

上記は有償ライセンスで1分間隔のポーリングの例

Basicライセンスだと5分間隔。次のタイミングが想定できる!

以下はBasicライセンス(M365の範囲のライセンス)の場合で5分間隔でチェックしているものです。

NOTEちょうど数日前に未実行で停止されていたのでオンにする間の期間が飛んでおります💦
この点は無視してください。上部の2件の履歴が対象です。

以下のように5分間隔でチェックされています。

次のタイミングが想定できる!

お気付きのとおり、上記のように直近のチェックされたタイミングがこの画面でわかります。
4分前にチェックされているので、あと1分もすれば次のチェックタイミングが来て、実行されるということが想定できます!
以下、もう少し立ってみた履歴です。5分間隔でチェックされていますね。
次があと3分くらいあるならコーヒータイムとする。などで無駄に待たずに時間を有効に使えますね!

テスト実行で手動として実行すればすぐに確認できます。

上記は普通にSharePointリストにアイテムを追加して作成時トリガーが動作するのを待っている場合に有効なTipsですが、そもそもテスト実行で手動とすると「今すぐ動作を確認するには、開始操作を実行してください。」と出て、SharePointリストへアイテムを追加すると数秒くらいで実行してくれます。なので通常の確認であればこの方法がスマートです。
または自動で前回実行の内容で実行すればすぐに動作します。この場合は前回のアイテムに対しての動作となります。

今回のTipsはこのテスト実行をしていないケースで次の実行を待っているケースなどで有効です。

おわりに

今回の記事もシンプルなクラウドフローのTipsでした。フロー作成時の動作確認でテスト実行をし忘れた場合や普通に動作を確認したい場合など、次の実行を数分待っている時にはこの方法で次のタイミングが分かるので時間を有効に使えますね!
複数人で一緒に待っている場合に次のタイミングまでちょっと休憩!としたり、フローのデモをしている場合などにも役立ちます!シンプルですが知っているとちょっとドヤ顔できるTipsかと思います。

最近ブログ記事をあまり書けてなく、特にクラウドフロー系は少な目だったので今後、こういったTipsや実装サンプルなど記事をアップしていこうと思います。それでは!

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ヨウセイ

ヨウセイ

一般職からSharePoint、C#、.NET系技術者へ、そこからPower App、Power Automate技術者へと転身。 ワンランク上のおっさんはPower Appsでシステム開発が出来る〜! qiitaや自社HPでも技術ブログを書いていました。

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