ファイル作成時に 同名ファイルでエラー の回避方法

はじめに

この記事は以下の関連記事から派生して記載しています。
内容は以下の記事内に書いているのですが、検索で出やすいように、SPOで同名ファイルがある場合にエラーとなるケースの解消部分をリライトしたものです。

同名ファイルがあると作成時エラーとなる

Power Automate でSPOの「ファイルの作成」アクションを使用する際に、同じファイル名で作成しようとすると以下のようなエラーが出るかと思います。
このため、一意の名前となるように日時を付けたり、先にファイル存在チェックするなどで回避が必要でした。

→ファイルの作成アクションの設定を変更することで回避ができました。

同名ファイルが既にある場合に作成エラーとなり作成できない。

チャンクの許可をオフにするで解消

こちら参考記事にあるとおり、ファイルの作成アクション>コンテンツ転送>チャンクの許可をオフにすると以下の挙動になります。
参考記事:Power Automate の「ファイル作成」は上書きでエラーになった (fujitatakesh.net)

ファイルの作成アクション>コンテンツ転送>チャンクの許可をオフ

 →同名ファイルが存在している場合、上書きしてくれエラーとならない。

ファイルの作成アクションの設定からコンテンツ転送>チャンクの許可をオフにする(既定でオン)

チャンクの許可をオフにする→長いパスや同名ファイルがあっても正常終了

ファイルの更新履歴 →上書き更新されている

作成アクションに一旦入れるでも解消

元の記事に記載していますが、検証している際にファイル取得のコンテンツを一旦「作成アクション」に入れてファイルの作成アクションに指定した場合は同様に事象を解消できました。またフローのパラメータで渡したファイルも同様でした。(同名ファイルは上書き、長いパスでも大丈夫)
なぜこの結果になるのかは正直わかっていないのですが、チャンクの許可のオフで他の課題や問題がある場合はこっちの方法だと大丈夫というケースももしかしたらあるのかもしれません。

OneDriveは大丈夫

OneDriveの場合はエラーとなるこの挙動は元々なく、同じファイルがあれば上書きされる動きです。
チャンクの許可はオンのままで既定どおりで事象は発生しません。

参考記事(ファイル作成時に名前長すぎてエラー の回避方法(現時点理由不明) | Power Apps Tips ログ (youseibubu.com) でも書いていますが、本来この挙動が正と思いますので、SPO用の作成アクションの不備なのかなーと思いつつ、特にMS問合せは現状していません。

おわりに

本記事は見つけやすくするための派生記事なので、軽く記載しました。
パスが長い(フォルダ名+ファイル名)の時におきるエラーについても気になる方は参考記事ご参考ください。

なぜ、チャンクの許可をオフにしたら解消するのかは現状未確認です。おそらく裏側の処理が何やら変わってくるのだとは思いますが、とりあえずは解消したのでOKとしてます。それでは。

追記

先日気ままに勉強会にLT登壇しチャンクの許可をオフについて追加調査しました。
こちらの記事を書きましたのでご参考ください。

この記事は役に立ちましたか?

もし参考になりましたら、下記のボタンで教えてください。

ヨウセイ

ヨウセイ

一般職からSharePoint、C#、.NET系技術者へ、そこからPower App、Power Automate技術者へと転身。 ワンランク上のおっさんはPower Appsでシステム開発が出来る〜! qiitaや自社HPでも技術ブログを書いていました。

関連記事

コメント

この記事へのコメントはありません。

CONTENTS